疱瘡神†
Housougami
地域・文化:日本・全国
項目名は疱瘡神としたが、初出は「疱瘡の神」のほうが古い。以下に見るように、まったく逆の性質を持っている2つの神が同名で呼ばれていた。なお、「疱瘡神」のほうは悪神。
(1) 疱瘡を追い出す神。『好色一代男』(1682)に「はかま着の春も過て、疱瘡の神いのれば跡なく」とある。
(2) 疱瘡をまきちらす神。『親長卿記』(1471)が初出。疱瘡神の初出は談義本『八景聞取法問』「疱瘡の寄跡」(1754)である。
関連項目†
参考資料 - 資料/18:s.v.