チョセ

Qose

地域・文化:アルバニア


 「ひげなし男」。
 トルコ語のköse「ひげなし」に由来する。
 別名:スパノのほうはギリシア語のσπανός「ひげなし」に由来する。
 アルバニアでは、オスマン帝国時代、口ひげを生やすことは「男らしさ」や「信頼性」の象徴であるとされた。そのため、「ひげのない」人間は、とくに信頼するに値しない存在であると考えられていた。とはいえ、ひげぼーぼーの人は昔のアルバニアには少なかった。
 民話の中では、チョセは、人を騙す、信用できない悪魔である。意地悪くずるがしこいチョセの出現は、ある人に、避けなければならないような災難が降りかかる予兆でもあった。
 ことわざには「神よ、ひげなし男とひげ女たちからあなたを守ってくれますように」というものがある。

関連項目


参考資料 - 資料/286:


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2013-09-11 (水) 05:14:54