イグニス・ファテュアス

Ignis Fatuus

地域・文化:イングランド


 イグニス・ファタスとも。ラテン語で「ばかげた光」。
 湖沼の空中に浮かびさまよう燐光のこと。近づこうとすると遠ざかり、そして消えてしまう。別の方向にまた現われることもある。そのため、旅人を道に迷わせてしまう。何らかの妖精・悪霊の仕業とされる。
 イグニス・ファテュアスの英語文献での初出は『オックスフォード英語辞典』によると1563年のもので、英語でフーリッシュ・ファイア(foolish fyre)と呼ばれ、人を害することはなく、ただ愚者を怖がらせるだけだ、と紹介されている。

関連項目


参考資料 -


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Last-modified: 2016-12-31 (土) 06:03:11