イグニス・ファテュアス†
Ignis Fatuus
地域・文化:イングランド
イグニス・ファタスとも。ラテン語で「ばかげた光」。
湖沼の空中に浮かびさまよう燐光のこと。近づこうとすると遠ざかり、そして消えてしまう。別の方向にまた現われることもある。そのため、旅人を道に迷わせてしまう。何らかの妖精・悪霊の仕業とされる。
イグニス・ファテュアスの英語文献での初出は『オックスフォード英語辞典』によると1563年のもので、英語でフーリッシュ・ファイア(foolish fyre)と呼ばれ、人を害することはなく、ただ愚者を怖がらせるだけだ、と紹介されている。
関連項目†
参考資料 -