ニューゲイトの黒犬

地域・文化:イングランド


 ロンドン、ニューゲイト監獄に現れる幽霊。処刑の行われる前、また裁判所が開廷している期間に、夜中に通りを行ったり来たりする。1596年ごろにルーク・ハットンという人が書いた絵によれば、犬の頭からはメドゥーサのように蛇の髪が生え、後ろ足で立っている。
 ヘンリー3世のときに飢饉が起こり、ニューゲイト監獄の囚人たちは共食いしたが、特に食べられるのは新参者だった。そのなかに呪術を使う学者がいたが、学者の呪術はどういうわけか役に立たず彼は食い殺された。しかし呪いは死後になって聞き始め、囚人たちは黒犬に追いかけられている妄想にとりつかれるようになったという。

関連項目


参考資料 -


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:23:15