地域・文化:仏教
漢訳『正法念処経』にみえる、東方の異人名。耳を自らの衣服にできるほど巨大な種族。 この箇所は、『大正大蔵経』本文では「取衣人」となっているが、校註にあるように宮内庁書陵部蔵宋本では「耳衣人」となっており、さらにチベット語訳でははっきりとナパゴンパ(rna ba gon pa)「耳を衣にする人」となっている。このことから、失われたサンスクリット原本では、この箇所はカルナプラーヴァラナだったと推測される*1。
参考資料 - [[資料/]]