パ・ビル・サグ

Pabilsag͂

地域・文化:メソポタミア


 『幻想世界の住人たちII』でサソリ人間と混同されて、それがゲームに取り入れられるようになって間違った説が広まっているが、「射手座の原型=パビルサグ≠蠍人=ティアマトの怪物=ギルタブルル=ギルガメシュがマーシュ山で出会った怪物」なので注意。

 シュメールの初期王朝時代から知られている神。エンリルの息子で、ニニシナの夫。イシン、ニップール、ララグ市の都市神だとされたが、神格は分かっていない。古バビロニア時代からは戦闘神ニヌルタ・ニンギルスと同一視されるようにもなった。
 天空においてはパビルサグは現在の射手座に当たる星座を象徴していた。また、ヘレニズム時代にはケンタウロスのような姿で想定されることもあった。この場合、翼が生えており、サソリの尾を持つこともあった。

関連項目


参考資料 - 資料/271:


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