リュトン

Luiton

地域・文化:フランス

 水の妖精、妖怪。
 語源的には、もともとローマ宗教の水の神ネプトゥヌス(Neptunus)だったらしい。リュトンは古フランス語ではluitonのほかにnuiton、netonという語形でも知られていて、まずは水の元素の精霊へと零落し、のちに元素との関連が失われ、得体のしれない妖怪、悪霊であるとされるようになった(「蛇」、「怪物」、ケルベロスという意味での用法も見られるようになった)。
 語頭のNがLになったのは言語学でいう異化(n-nからl-nへ)だと考えられている。


関連項目


参考資料 - 資料/621:529-530


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