*ナーグ・ユラーン [#p4ff3c04]
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地域・文化:テュルク

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 11世紀に書かれたマフムード・カーシュガリーの『テュルク諸語集成』によると、竜ないしドラゴンのこと。ナーグ(またはナクNak)はカーシュガリーによるとワニのことであり、ユラーンは蛇のこと。つまりワニ蛇という語が当時のテュルク諸語で竜を意味していたということになる。~
 11世紀に書かれたマフムード・カーシュガリーの『テュルク諸語集成』によると、竜ないしドラゴンのこと。ナーグ(またはナクNak)はワニのことであり、ユラーンは蛇のこと。つまりワニ蛇という語が、当時のテュルク諸語で竜を意味していたということになる。~
 このころテュルク諸族は中国起源の十二支を使用していたが、日本語でいうところの「辰年」は、テュルク諸語ではナーグ年といわれていた、とカーシュガリーは書いている。

 語源はあきらかにインドの[[ナーガ>インド/ナーガ]]だろうが、中央アジア系諸民族を経由して伝わったのかもしれない。

**関連項目 [#n413f008]
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-[[キーワード/竜]][[キーワード/ドラゴン]]
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参考資料 - [[資料/590]]: 349

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