*蜃 [#d0b0489a]
*蜃 [#shin]
CENTER:&size(25){Shin};

地域・文化:中国

----
 竜の一種で蛟の仲間。蜃気楼を起こす。~
 『本草綱目』には、蜃は蛇に似ているが大きく、角があって竜のようだとある。そのタテガミは赤く、腰から下の鱗は逆向きに生えている。竜と同じく燕を食べる。~
 蜃はたびたび「気」を吐いて、楼台城郭を何もない空に描く。それは蜃楼または蜃気楼、海市と言われ、特に雨の降りそうなときに現われる。また、蜃の脂肪を蝋に混ぜると蝋燭の一種ができる。この蝋燭に火をともすと、中に楼閣が見えるという。~
 蜃は、蛇と雉が交尾した結果生まれるともいわれる。また、正月に蛇と雉が交尾して卵を産み、それが雷に打たれて地中に埋まり、蛇の形になり、2,300年立つと天に上がる。しかし地中に埋まらなければただの雉が産まれる、とも言う。『礼記』では、雉が海に入ると蜃になるとされている。
**関連項目 [#ndde496f]
**関連項目 [#related]
-[[../蛟]]

-[[キーワード/竜]] [[キーワード/天候]] [[キーワード/鳥]]
----
参考資料 - [[資料/152]]:

トップ   編集 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS