アクーパーラ†
Akūpāra
अकूपार
地域・文化:ヒンドゥー
ヒンドゥー教の世界観において、世界を支える亀。
よく知られている絵にあるように、インドの世界観では亀の上に「ローカパーラ」という象が乗り、そしてその上に世界が乗っている。そして、アクーパーラ自身は世界を包み込むアナンタ蛇の上に乗っている。
アクーパーラのハイライトは乳海攪拌のときである。攪拌は、神々とアスラが共同で甘露(アムリタ)を得るために行なう一大事業だった。
神々はまずアナンタに巨山マンダラを引き抜かせ、それを海で回転させることにした。その支点として、神々とアスラは亀の王であるアクーパーラを選んだ。このようにして乳海攪拌は始まったのである(『マハーバーラタ』第1巻第16章*1)。
関連項目†
参考資料 - 資料/283:10