ナーグ・ユラーン

Nāg Yılān

地域・文化:テュルク


 11世紀に書かれたマフムード・カーシュガリーの『テュルク諸語集成』によると、竜ないしドラゴンのこと。ナーグ(またはナクNak)はワニのことであり、ユラーンは蛇のこと。つまりワニ蛇という語が、当時のテュルク諸語で竜を意味していたということになる。
 このころテュルク諸族は中国起源の十二支を使用していたが、日本語でいうところの「辰年」は、テュルク諸語ではナーグ年といわれていた、とカーシュガリーは書いている。

 語源はあきらかにインドのナーガだろうが、中央アジア系諸民族を経由して伝わったのかもしれない。

関連項目


参考資料 - 資料/590: 349


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Last-modified: 2015-12-12 (土) 03:24:36