タウェスカレ

Taweskare

地域・文化:北米先住民・ウィヤンドット


 「火打ち石」。
 ヒューロンなどにおける悪神タウィスカラのこと。
 善性のティユスカア(Tijuská'a, ヒューロンのイオスケハにあたる)と双子の兄弟である。
 この双子の反目は、最終的に戦争へと発展した。ティユスカア側は小人たちを作り出して味方につけ、タウェスカレ側は火打石の巨人たちを作り出して闘ったのである。長い長い争いののち、双方とも力も策も尽き果てたように見えた。しかしティユスカアはその双子の裏をかいて鋭い鹿の角で彼を打ち殺したのだった。
 この点について、ある物語によると、双子は、直接的な暴力は行使せずに、相手を追放することを決定した。しかしティユスカアは鋭い雄鹿の角のあるところにタウェスカレを落とし、殺したのだった。

関連項目


参考資料 - 資料/363:292-94

2008-08-16


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Last-modified: 2010-07-19 (月) 19:13:29