ライカンスロープ†Lycanthrope
地域・文化:英語 精神病の一種としての「狼狂」は古代ギリシアの時代から知られており、ギリシア語でリュカントローピア(lycanthrōpia)、英語でライカンスロピー(lycanthropy)と呼ばれていた。この病気はシリア経由でアラビア文化圏にも入り込み、そこではクトルブと呼ばれるようになった。イブン・スィーナーの医学辞典『カーヌーン』にもその名がみえ、今度はこれがヨーロッパに逆輸入され、ロバート・バートンの『憂鬱の解剖』などではククブス(Cucubuth)として表記され、ほかの狼狂を表すことばと並べられている。 近代以降は、オオカミに物理的に変身する../人狼と同一視されるようになった。 関連項目†参考資料 - |