バフムート

Bahmūt, Bahmoot
بَهْمُوتْ

地域・文化:アラビア


 一般的に知られている../バハムートの別綴り。というか同じ綴りだが現代ではbahmūtと転写する方が多いような気がする。イブン・アル=ワルディの『驚異の真珠』などにあるもの*1

 1876年ごろカイロで出版された、ムハンマドと異教徒との問答集では、ムハンマドは次のように述べている。
 「大地の下にはアル=カムカーム(Al-Qamqām)という海が広がっていて、そこにはバフムートという魚が棲んでいる。その頭は西方に、尾は東方に向いており、大地、海洋、山岳を背負っている。バフムートの両眼のあいだには七つの海があり、それぞれの海岸には七万の都市があり、それぞれの都市には七万の区域があり、それぞれの区域には七万の王がいて、皆がそろって言う――アッラーのほかに神なし」*2

関連項目


参考資料 -


*1 資料/1005:34.
*2 資料/1006:116.

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Last-modified: 2013-10-08 (火) 10:28:07