ベル†Bēl
Βήλ 地域・文化:グノーシス主義 ベール。 キリスト教の教父ヒッポリュトスが『全異端駁論』のなかで引用しているグノーシス派の神話「バルクの書」では、悪の天使の一人。登場する神話については../ナースを参照のこと。原初の母性的存在エデムの子どもたる12人の天使の第四のものである。 ギンザ文書の第1書第192章においては、アダムを誘惑する七人のデーウ(七惑星に対応する)として六番目にベールが挙げられている(他のものはシャミシュŠamiš、エストラーEstrā、ヌブーNbū、シンSin、ケーワーンKēwān、ネリグ。それぞれ太陽、金星、水星、月、土星、火星)*1。 関連項目† |