ケテヴ・メリリ

Ketev Meriri, Keteb Mereri

地域・文化:ユダヤ


 ケテブ・メレリ。
 旧約聖書『詩篇』91章6節の記述に由来する悪霊。バビロニア・タルムードの「ペサヒーム」篇では、ケテヴ・メリリは朝に行動し、昼は../ケテヴ・ヤシュド・ゾホライムが行動するとされている。 タンムズ月の1日から16日にかけて活発に活動する。また、一部のミドラーシュではケテヴ・メリリはタンムズ月の17日からアヴ月の9日まで活動するとされている。
 13世紀、ゼデキア・アナブ(Zedekiah Anav)は『シッボレイ・ハ=レケト』(Shibbolei ha-Leket)1:203で、ケテヴ・メリリはこれらの日、とくに罰を受けることもなく君臨しつづけるとしている。
 『詩篇』の前述箇所についてのミドラーシュでは、彼は全身が鱗や毛に覆われているとされ、中心には一つ眼があり、日の光と影の間を玉のように転がっている。それをみたものは誰でも地面に崩れ落ちるという。

関連項目


参考資料 - 資料/7:; 資料/197:


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Last-modified: 2010-06-28 (月) 05:30:26