エピファギ†Epifagi, Epiphagi
地域・文化:博物誌 無頭種族の一つ。 『怪物の書』I.24にも同様の記述があるが、「ギリシア人はエピフギ(Epifugi)と呼ぶ」とされている。彼らの背丈は八尺あり、頭部はそっくりそのまま胸部にあるが、眼だけは肩についているという。写本によってはエピスティギ(Epistigi)、エピストギ(Epistogi)になっているものもある*4。『東方の驚異』§15(ラテン語版および古英語版)も数値以外はほとんど同じことを述べているが、名称は書かれていない*5。 エピファギは、頭部が胴体にあるという点ではブレミュアエに似ているが、肩に眼があるという点で異なっている。セビーリャのイシドルスも『語源論』XI.3.17でブレミュアエと肩に眼のある種族(無名)を区別している*6。なお、「眼が肩」という点に着目してみると、プリニウスもクテシアスの引用として『博物誌』VII.23に、インドには頭がなく眼が肩についている人々がいると書いている*7。 関連項目†参考資料 - 資料/24: |