キュクロプス†
Kyklōps, Cyclops
Κύκλωψ
地域・文化:古代ギリシア
キュクロープス、キュークロープス。
複数形:キュクロペス(Kyklōpes; Κυκλωπες)。
英名:サイクロプス。
天空神ウラノスの大地の女神ガイアの間に生まれた隻眼の巨人。それぞれ雷を象徴する名前をもっていたが、その醜さゆえにウラノスによって大地の底へと投げ落とされた。しかしウラノスの別の子供たちであるクロノスたちがウラノスの世紀を切断し、ガイアの求めに応じて彼らを解放したが、また閉じ込めてしまう。クロノスの子供ゼウスは再びキュクロプスらを解き放ち、その見返りにキュクロプスはゼウスに雷を与えた。でクロノスたちと親子戦争がはじまり、キュクロプスたちはゼウスに加勢して勝利を収める。その後彼らは鍛治の神ヘパイストスの手下となった。
時代は下りオデュッセウスの放浪の航海のとき、キュクロプスたちは単なる人食いへと零落していた。そこでキュクロプスの一人ポリュペモスは、オデュッセウスの部下を次々と食べるが、簡単なことに騙されてしまい、その唯一の目を失うのである。
関連項目†
参考資料 - 資料/196:; 資料/375:108