ウドゥグ†
Udug
地域・文化:シュメール
シュメールにおける悪霊、魔物の総称。アッカド語におけるウトゥックのこと。
当時、「7つのウドゥグの集団」(7 udug-chul-a-meš)というのがよく知られており、この集団はアサグ、ナムタル、ウドゥグ、アラ、ギディム、ガルラ、ディンギル・フルによって構成されていた。アサックとナムタルに変わってマシュキムとディムメが入ることもあった。
なお、これはアッカドにはアサック、ナムタル、(左2つのかわりにラビス、ラマシュトゥも)、ウトゥック、アル、エティンム、ガルル、イル・リムヌとして導入された。
古バビロニア時代にシュメール語で書かれたある悪霊に対する呪文では、ウドゥグは「静かな通りを、夜密かに横行し、道路におおいかぶさる者」とされている。
関連項目†
参考資料 - 資料/284:; 資料/193:; 資料/94: